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石川とわたし

最近、何人かの友人より宅配が送られてきた。

本をプレゼントされたり、寒い石川で腰を痛めないようにとクッションを

送ってくれたり、おいしいお米や野菜、産地の名物を送って
くれたり・・・

この場を借りて、「ありがとう」

温かい心がうれしい。離れていても心はいつもそばにある。

小さな幸せをありがとう。

ある倫理学の本に、カントについてこう書かれていた。
カントは20代、30代の時には、ひたすら知識を求め、自身も
「根っからの学者である」と自負していた。
しかし、40代になり、ルソーの教育書「エミール」と出会い、カントは
自身の
うぬぼれを痛感させられることとなる。
「ルソーが私を正してくれた。幻惑的な特権(知識人だけが偉いと
いう特権)は
消滅し、私は人間を尊敬することを学んだ」

彼の経験に共感を得ることがある。
彼はルソーによって触発され、人間として
正しい幸福を感じ取ること
ができた。
私はろう者である。しかし、それ以前に人間である。
長い間、「人間とは」「手話とは」という答えを探し求め、葛藤しながら
悩み続けてきたが、
石川に来て、やっと氷解できてきたように思う。
長い年月がかかったが、決して遠回りではなかった。
石川は「わたし」を求めてくれていた。
そして、私も「石川の人と地」が必要だった。

エリートを育てるのではなく、人間を感じさせる人材を。
人間性あふれ、人の心がわかるリーダーを育てていきたい。
そのためには、私自身が、しっかりと二本足で大地に踏み立ち、
確固たるものをもって、みんなに接していかなければならない。

ろう者をろう者としてみるのではない。
人間を人間としてみる。
このことがはるかに重要なのだと、石川でそう確信をもつことが
できた。

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「★つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ケーコ:レスおそくなってごめんね(><)
さて、ろう者として考えることは人によってさまざまだと思う。
私は、ろう者は恵まれていないとかは考えたことないけど、ケーコはそれなりに、色々苦悩したんだね。
ケーコと私は幼馴染だけど、育った環境は違うし、おかれた立場でお互いに色々考えていたんだね。
ケーコがたどり着いた答えはすごくいいね!

たえでちゅ:レスおそくなってごめんね(><)
お姉さん???こんなの初めて言われたわい・・・
慣れてないっす・・・笑
「エミール」は上、中、下巻があって、読んでみたけど、挫折
してしまいました(-_-;)
友人たちと読みあいながら、進めていく方法ならできるかも?やってみようっと。
ほーい、一緒にとことん、成長していこうね!

投稿: Karry | 2005/11/04 00:15

ルソーの教育書「エミール」?書店でも売ってあるの?
私も読んでみたい。
石川で謎を解けたカリーは今後の活躍を期待にしていますぅ私はカリーと一緒に成長していきたいと思っている。
お姉さん、お世話になりますぅ笑


投稿: たえでちゅ | 2005/10/28 21:41

私も「ろう者は恵まれていない」「なぜ、ろう者として生まれて来たのか」など、色々と苦悩したね。
今の職場(聴覚障害者養護老人ホーム)に就き、様々な老人とかかわってから、悲嘆しなくなったね。
「ろう者も人間だから、人間としてしっかりと足が地に付かなければならない」と。

投稿: ケーコ | 2005/10/28 21:25

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