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東メボンのろう児

アンコールワットより北東に向かったところに、東メボンがある。
そこで、私たちは素敵な出会いに遭遇した。

その日は、まず、アンコールワットでサンライズを見ようと
早起きをして出かけた。実際、雲に隠れて太陽は見れなくて、
残念だったが、早朝のさわやかな空気の中、美しい微笑みを
するネバダ像や目を奪われるほどの緻密なリレーフなど一つ
一つ見物し、いざ、東メボンへ。

東メボンの遺跡といえば、952年ラージェンドラヴァルマン2世に
よって建てられたシヴァ派の寺院が代表的である。
ピラミッド型のように建立されていて、今はもうその周りは陸路と
化しているが、一昔までは水を湛えていて、船で渡っていたという。

さて、私はというと朝からフル回転で稼動したため、
さすがに疲れ、東メボンに着いたところには、少し休憩をとりたく、
日陰でちょっと仮眠・・・ZZZZ
私の相棒は、体力がみなぎっているので見物すると、上へあがって
いった。

心地よい、夢の中へ・・・
と、突然、起こされた。
相棒が私の目の前に立っていた。
彼女いわく「ろう児がいる!」興奮した口調(手話調?)で
話している。
でもこっちは寝ぼけているため、ちょっと頭がまわらない・・・
「嘘やんか?」
「まじやて!一緒に来て!」

重い腰をあげて、上を見上げると、子どもたちのまぶしい笑顔が
目に入ってきた。
屈託ない笑顔だ。
その顔を見た時、ピーンときた。
この子たちはろう児だ。
目を合わせた瞬間、お互い自然に「あなたはろう?」と聞いていた。
三人がろう児だった。

相棒に、なぜ、ろう児とわかったんだ?と聞いたら、外国人に
お金をせびる姿をみて、あ、もしかしてろうでは?と思ったそうだ。

「あなたはろう?」
このセリフは万国共通として、ろう者やろう児に出会った時、
まずかける言葉ではないかな。
こういったろう者やろう児との突然の出会いがとても嬉しい。
それから、子どもたちと色々なことを話した。
彼らの中には、日頃はろう学校へ通っていて、夏休みの今は、
家に帰っているという子、またろう学校へは通えていない子どもも
いた。
東メボンの遺跡が家から近いので、こうして、外国人を相手に
お金やお菓子などをもらいに来たり、遊んだりしているとのこと。
彼らとの対話を通して、彼らが個性豊かに成長できる未来、
それを作り上げるのは我々大人の使命なんだと感じた。

この出会いを思い出に刻みたく、この子たちの将来を願い、
何か残そうと私たちは話し合った。
写真をとり、絵の上手な相棒が日本とカンボジアの国旗と
「I love you」の手話の絵を書き、プレゼントした。
彼らはそれを手にとり、すごく喜んでくれた。

気がつくと、当初の予定より大幅に超過し、一時間半も
東メボンに滞在していた。
バイクタクシーを待たせた事もあって、もう出なければならない。
最後に彼らをぎゅっーと抱きしめ、彼らの持つ計り知れない
可能性を感じながら・・・
バイバイ!!

そうそう、かけがえのない出会いを与えてくれた相棒にも感謝!

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「★旅人の足跡」カテゴリの記事

コメント

たえでちゅ:うん、そうだよね。まさに一期一会。私は今、こうして日本にいるけど、カンボジアで出会ったろう児のことを事あるたびに思い出しているんだ。
それだけではなく、旅先で出会った人たちすべてを思い起こしています。人の出会いは宝物ですね。

プーさん:カキコありがとう。うん、私も出会えて幸せだし、その子たちも幸せだよね!!

南の島:そうでしょ。同感だよね。
南の島が旅先で出会った気持ち、すごくわかる!伝わってくるよ。一人旅でも出会えるが、その出会い方も旅のスタンスによって、また変わってくるんだよね。
南の島は家族旅行だから、出会う相手も、出会い方もそうだと思う。やっぱり、旅行はやめられない!笑

投稿: Karry | 2005/10/03 23:12

そうそうそうそう!
分かる分かる!海外でろう者と出会うと、
必ずこう言うよね!
「あなたもろう?」
うちもハワイではバスに乗っていた時。
グアムでは観光中に。
ケアンズでは船内で。
一人だったら気づかなかったかも・・・
家族旅行だからこそ、出会ったんだなぁと
思う(^_-)☆まさに一期一会です♪
次の旅行でどんな出会いがあるか
楽しみであります!

投稿: 南の島 | 2005/09/29 22:53

素敵な出会いでよかったね(^^)vカリーとサザエと出会った3人のろう児はきっと会ってよかった!と思いますね♪

投稿: プーさん | 2005/09/29 15:55

まるでドラマのような出会いと別れだね。
それは偶然ではなく、カリーとサザエだから、出会えたんだと思う。素晴らしい・・・
絵を受け取ったろう児は、大きくなったら、カリーとサザエを訪ねに行くのだろう・・・あるいは、絵の意味を考えてくれるのだろう・・・
わが子のほうがまだ幸せなんだね。
甘やかし無いように上手く育てて行きたいと思う。
オモチャが欲しいとか言ってくるだから、
すぐ買ってあげるのではなく、特別な日でなければ
買ってあげないことにすればいいと思う。
そのほうが楽しみが増えていいよね。
うーん、どうやってそのろう児が幸せになれると考えるだけでも壁があって難しい・・・募金のほか考えられないな~
でも、カリーは考えてくれるでしょう。
さて、次はどんなお話になるのかしら?
楽しみだわ。

投稿: たえでちゅ | 2005/09/29 00:51

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