« 映画好きな読書人 | トップページ | 学びの夏 »

インドの詩聖・タゴール

「この世は味わい深く 大地の塵までが美しい」

――――これは私が好きな詩の一節である。
心にメロディを奏でるような気分になる。

ラビンドラナート・タゴール
彼は東洋人として、初めてノーベル賞を受賞した文学者で

詩人である。

タゴールはインドの西ベンガルで生まれた。
西ベンガルは、1971年に東パキスタンから独立し、

バングラデッシュとなった。
今から5年前、私はバングラデッシュへ行った。
当時はバングラデッシュについてのガイドブックなど、

書店にあまりなく、私にとっては、タゴールの生誕地と
いうぐらいで、未知の世界だった。

強いて言えば、
1997年デンマークでおこなわれた世界ろう者競技大会で
(ろう者のオリンピック「デフリピック」の前身)
知り合った友人がいるくらいだった。
バングラデッシュに行った際に、その友人から、
国歌がタゴールの作った詞であることを聞いた。
また、彼の国では、みんな口をそろえて、タゴールは偉人で
あると言う。

        「恢復期」

 この世は味わい深く、大地の塵までが美しい――――
 こんな大いなる讃歌を 私は心に唱えてきた
 これこそは 心みたされたものの生のメッセージ
 日ごと 私は なにがしかの真理の贈り物を受け取ってきたが、
 その味わいは 色あせることはない。
 そのために 黄泉の国への別れの岸辺に立って 
 なお かのほめ歌がこだまする―――

晩年に書いた詩。
冒頭の一行は、
人生のさまざまな苦難を味わい、その全てを人生の感謝として
転換しえた
境地になった時、生まれたものではなかろうか。
今のわたしは、物質的なものにしか「美しい」と表現していない。
タゴールのいう「美しさ」のほんの一部に過ぎない。
改めて、タゴールの生命の偉大さを感ずる。

       「百年後」

 いまから百年後に
 わたしの詩の葉を 心をこめて読んでくれる人
 君はだれかー 

タゴール没後、今、私たちが彼の詩を読み、感動している。
時空を超えても彼の心は私たちに伝わってくる。

世界と人生を愛したタゴール。
生命の詩人タゴール。
もっと、彼の詩をきわめて自分の生命を磨いていきたい。

バングラデッシュ国歌 http://www.hellobondoo.com/tagor.htm

|

« 映画好きな読書人 | トップページ | 学びの夏 »

「★読書人になろう」カテゴリの記事

コメント

I opine that to receive the business loans from banks you must present a good reason. However, once I've received a sba loan, just because I was willing to buy a bike.

投稿: StoutMaricela24 | 2011/07/31 17:51

サザエ:ねえ、痺れるでしょ・・・
うん、バングラデッシュの国歌はベンガルを母に喩えていて、母の懐にいるかのように、ベンガルは貴方一人一人を愛しますというような感じ・・・
うーん、タゴールはやはり偉大人だ!

mameco:TBさせて頂きました。ギタンジャり・・私も好きです。私もトイレに飾ろうっと!!
ちょくちょく、遊びに行かせて頂きますね。

投稿: Karry | 2005/08/09 01:40

TBありがとうございます。
私は『ギタンジャリ』の79、
もしわたしのこの人生で・・・が好きです。
トイレに飾ってまして、用を足すたびに感じ入っています。

投稿: mameco | 2005/08/06 15:15

タゴールの詩は私も大好き。
特にKarryから教えて頂いた一節が好き。
Karryが「この世は味わい深く 大地の塵までが美しい」と手話った時、鳥肌がたつほど感動したよ。
目前にインドの大地が広がり・・塵一粒一粒
そして・・・空気さえも何もかも愛しく感じられるその感覚。
ベンガルの歌も素晴らしい・・(;;)
母の偉大さを見事に詠っているね。
母を大切にする精神が国歌になっているって素晴らしいなあ。
それと比較して・・日本の国歌は・・・なんだろう??

投稿: sazaeroom | 2005/08/06 11:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100750/5332935

この記事へのトラックバック一覧です: インドの詩聖・タゴール:

« 映画好きな読書人 | トップページ | 学びの夏 »