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通信手段

高度な情報ネットワークに伴い、わたしたちの通信手段も
発展してきている。
一昔のろう者の連絡手段は、はがきであった。
通信技術が発展するつれに、手紙、FAX、ポケベル、
携帯電話メール、電子メールと便利なものが登場し、
ついには、常時接続のADSLや光ファイバーの登場で、
チャットで文字、ビデオのやり取り、テレビ電話と発展して
きている。
科学の進歩にはきりがない。

海外にいる友と難なく、チャットで文字、あるいはビデオの
やりとりをしている。そのおかげか、世界に距離を感じなく
なってきている。
これはメリットでもあり、デメリットでもありえる。

海外にいる友とビデオで語り合う時は、時差を考え、相手の
時間に合わせている。
「明日の朝7時に会おう」とメールするなら、かならず、あとに
your time か my timeと付け加える。でないと、私の時間か、
向こうの時間か混乱してしまうからだ。

ほんとに地球は回っているのだと感じる。
こんな時、ふと谷川俊太郎の「朝のリレー」が思い浮かぶ。

朝のリレー  谷川俊太郎

カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

ここが夜だと、向こうは朝。
朝と夜と比較された文が続いている。
地球は自転しているから、必ず朝が来て、必ず、夜がくる。
特に「朝をリレーする」という喩えに、魅力を持つ。
朝をリレーすることによって、私たちは、つながっている。
朝を向かえる場所は違うけれども、みんな同じ地球人。
国は違っても、我々は同じ一つの惑星・地球に住んで
いる地球人、人間なんだ、と感じる詩である。

他にも、谷川俊太郎の著作は、たくさんあるが、
今度、私のお気に入りの本を紹介しようと思う。

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「★つぶやき」カテゴリの記事

コメント

とりお:中学一年の教科書に載っていたんですか~?うちも中学の時、学んだのかもね?

投稿: Karry | 2005/07/15 17:51

おっ!この詩は中学1年の時の教科書に載っていた!!

この詩を読みながら、「世界は繋がっているんだよなぁ~」と思った。

懐かしい~

投稿: とりお | 2005/07/15 12:04

カル:不思議なあなたへ、カキコしてくれてありがとう!うん、懐かしいよね・・・私ね、詩の良さは、社会人になって、経験を積んでいるからか、奥深さがわかるようになったのよ。
朝のけだるいような空間、なるほど・・・朝のイメージが出てきていますね。坊主頭でのアジア周遊記もお待ちくださいませ!今、色々と整理しているの。

mai:詩は自分に問うこともできるんだよね。いいね。サムエル・ウルマンの「青春とは」という詩を教えてくれてありがとう。初めて聞いた詩だよ。
その詩から今の自分に青春があるかどうか、常に問う自分でありたいと思いました!

投稿: Karry | 2005/07/13 21:47

今晩は☆谷川俊太郎の詩は私も好きです♪
良い詩を読むと、とても素直になれるし、自分自身を見つめ直す良いきっかけになりますよねー。

私は最近ある講義で先生が紹介してくれた詩がとても好きです。

それはサムエル・ウルマンの「青春とは」という詩です。全部紹介したのですが、長いので一部だけ。。。。ご紹介したいと思います☆


青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神の中にこそ ある
薔薇色の頬 真赤な唇 しなやかな身体
そういうものは たいした問題ではない
問題にすべきは つよい意思
ゆたかな創造力 もえあがる情熱
そういうものが あるか ないか
こんこんと湧き出る 泉のように
あなたの精神は
今日も新鮮だろうか
いきいきしているだろうか
臆病な精神の中に
青春は ない
大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ
青春は ある


長くなってすみません。。。汗
これからもずっと若き心で、学び続ける青年でありたいなと思う私でした♪

投稿: mai | 2005/07/12 00:17

カルです。ブログ、いつも楽しく拝見しています。おめでとう。
谷川俊太郎の詩、懐かしい!子供の頃のカルはもっともっと石頭だったので(笑)あの詩は抽象的に感じられて結構苦手だったのよ。でも、朝のけだるいような空間、湿気を含んだ外の白い空気、森の中の霧もや、そういう何ともいえず神秘的な”空気”を感じて、苦手ながらも気になる詩だったなぁ・・・ってあの時の読後感覚まで思い出しちゃいました。また読ませておくれー!次回を楽しみにしていまぁす。アメリカ横断記だけでなく、「坊主頭でのアジア周遊記」もぜひ!

投稿: カル | 2005/07/11 17:23

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